【実録】居酒屋のキャッチの裏側と全て

はじめまして、ここでは僕が実際に居酒屋のキャッチとして数年間働いていた経験からその仕組や、騙されない方法について述べていきます。是非参考にしてこれを読んでくれた人がキャッチのお店に引っかからずに素敵なお店に行き、お酒の時間を楽しんでもらえればと思います。

キャッチとは

ここでは、居酒屋のキャッチについて述べていきます。居酒屋のキャッチとは(客引きとも呼ぶ)、飲食店の販促活動を路上で行っている人たちのことを指します。居酒屋のキャッチは一定の地域の条例では禁止されています。迷惑行為防止条例違反で取り締まられるケースが多くつきまとい行為などで30m以上つきまとうなどで、私服警官に現行犯で逮捕されることが多いです。

それらの条例や法律の目を掻い潜り、様々な口説き文句で、道行く人に居酒屋へ誘導します。

お店とキャッチの関係性

キャッチの給料形態は完全歩合制が多く、店舗にお客を呼び込み、入れたお客様の飲食代の10~20%を給料として稼いでいるケースが多く見られます。

そのイメージからキャッチと飲食店との関係性を、多くの人は派遣会社と依頼主と多くの人は思い込みがちです。ですが実は世間にある居酒屋のキャッチは様々な雇用形態で、街で客引きを行いお金を稼いでいます。その関係性を表したのが以下の図です。

居酒屋キャッチとお店の関係性

上記図のように、キャッチと飲食店の関係性は大きく3つに分かれており、お金がキャッチに支払われる仕組みも異なります。

お店が派遣依頼をしている場合

飲食店がキャッチ会社に依頼をしている場合は、客引きで出た売上の約20~30%をキャッチ会社に支払い、その内の10~20%をキャッチがお給料として受け取っているケースが多く見られます。

この派遣依頼をしているケースは、販促手段に困っていて、打開策がなく仕方なく派遣依頼をしているお店が多く見られますので、良心店も多い場合があります。

お店の大本がキャッチ会社の場合

大本がキャッチ会社の場合は、店舗からの支払いは無く、キャッチが作った売上の10~20%をキャッチがお給料として受け取っています。この運営スキームが非常に粗悪なお店が多く見られます。

上記の大本がキャッチ会社の場合は、基本的に利益率を求めているため、「席料・週末料金・チャージ料・個室料」などで多額の請求をお会計時に請求されることが多いです。気をつけましょう。

お店が直接雇用している場合

お店が直接雇用している場合は以下の2つのパターに分けられます。

アルバイトでの雇用

アルバイトでの雇用の多くは、キャッチではなく呼び込みが多く見られます。呼び込みは基本的に大手チェーン店のアルバイトの子です。土間土間や笑笑、和民などのお店で働いている店内の子が、制服を着たままお店の前で呼び込んでいる事が多いです。この場合は基本的に警戒する必要はないので、値引き交渉などは進んで行いましょう。

キャッチとの個人契約

個人契約の場合は、優秀なキャッチで様々な場所と個人で結んでいる人がいるケースが多いです。この場合は、お店の良し悪しは判断しづらいです。優秀なキャッチのため粗悪なお店も良心的なお店に魅せる、巧みな話術が有るので判断が利きません。

どんな人が働いているのか?

基本的は大学生が多く年齢層も、18~24,5歳が平均的です。中にはMARCHクラスの大学生も多く、大学のサークルのような職場環境です。
中には、お笑い芸人・ミュージシャン・モデルなどの職業をしながら、副業としてキャッチをしている人も少なくはないです。大学生や前述の職業以外では、キャッチを本業としている人もいます。その中には家庭をもっている人や、フリーターとして働いている人などがいます。

居酒屋キャッチ年齢層

キャッチの人たちは街で見るとその風貌から、「近寄りがたい」「怖い」「乱暴そう」などのイメージを受けがちですが、面白い人ばかりで、仲間意識も高くいい人たちばかりです。
一方、社会的な観点から見ると迷惑行為を繰り返している事については、良きこととは言えないのでしっかりとした働き口を見つけてほしいですね。

どんな声掛け・客引きをされるのか

居酒屋のキャッチは様々な場所に居ます。駅前・商店街・店舗前・喫煙所等。彼らは、居酒屋に行きそうな人を見つけて「居酒屋のご利用はいかがですか?」「飲み放題1,000円でやってます!」と声をかけてきます。和民の看板を見ていたら「和民ですか?お安くしますよ?」ビールの話をしていたら「スーパードライ・ヱビス・プレミアムモルツ全てありますよ」等とニーズに合わせ言葉巧みに興味を惹かせてきます。

その言葉に興味を抱き「幾らなの?」「安いの?」と会話をしてしまうと、いつの間にかお店に連れて行かれています。
勿論、興味を持ち話だけでもと聞く事は問題ではないですが、意思の弱い方は基本的に聞かない姿勢でいましょう。相手は一流の営業マンだと思ったほうが良いです。

また、上記の他に予約した店を無理やり入らせないように言葉巧みに、予約した人に嘘をつきキャンセルをさせ、自分のお店に入れようとするキャッチもいます。

「予約した席が、予約ミスで30分後になってしまっている。」「隣で未成年が暴れているが、未成年なので警察を呼べないため困っている。」などと、ギリギリ、予約したお店に行きたくなくなるような情報を提供し悩ませます。

そこで、「実は店長から他のお店に変えてもいいと連絡が来たんです。」等と甘い誘惑を掛け、キャッチのお店に連れ込むなどの手段時にとったります。
意思の弱い方は絶対にキャッチの話は聞かない。そう心掛けましょう。

どんなお店に連れてかれるの?

前述の説明から、どの様なお店に連れて行かれるのか、大方予想の付いている人。また過去ご経験に有る人も多いのではないかと思いますが、私の方で簡単にまとめてみましたので御覧ください。

  • 料理が美味しくない
  • 値段が高い(個室料・チャージ料等が乗り5,000円/1人以上する事が多い)
  • 店員の態度が悪い
  • ドリンクが来ない
  • ビールが生じゃない
  • 席が狭い(4人席に6人座らせるなど)
  • 会計でお客と店長が揉めている
  • 時間前に帰らされる

このように、普通の居酒屋では、たまにしか発生しない様な事が頻繁に起きています。これは私が元居酒屋のキャッチをしていた時も多く見られた光景です。中には良心店を紹介してくれるキャッチもいて、夫婦で経営している個人経営のお店や、隠れ家的なお店等も紹介してくれますが、基本的によっぽどの怖いもの知らずではない限り、グルメ情報サイトでしっかりと調べたお店や、一度行ったことのあるお店などに行くことをオススメします。

粗悪なキャッチ居酒屋の見分け方

ぐるなびや食べログ等で探す方が多いと思いますが、基本的にまず気をつけたほうが良いお店は「5,000円コース→2,980円円!!」等とあからさまに値段が下がっているお店ですね。
あとは、「水槽」の有無。安い×水槽は危険性がグッと高まります。

また、食べログやTwitter、Instagramなどでお店名を検索してみて下さい。実体験に基づいた口コミやTweet、写真が見れますので参考になります。それでも怖い方は、お店のHP(運営元)を検索してみてみると良いでしょう。

お店のHP(運営元)が立ち上がったばかりの会社や、お店の出店数は多いのに全く同じ名前の居酒屋が無い等の不自然な情報が見られたらやめましょう。その他では、転職サイトや求人情報からその会社で働く人はどの様な人か見ておくと、キャッチ居酒屋を避けることが出来ます。

やり過ぎかもしれませんが、貴方が「大切な人」「久しぶりの人」「打ち上げ」等で失敗しないために、是非上記のように下調べはして頂きたいです。

給料形態は?

今や世間的にもかなり警戒されているキャッチですが、何故居なくならないのか。それはお給料が普通の職業と比べてとても良いからです。キャッチの給料形態は基本的に歩合制で、引いてきたお客さんの飲食代から支払われていたり、お店に入れたお客さんの人数×数百円がお給料として還元されています。

キャッチの給料

上図の様にキャッチの給料形態と言っても様々なものに別れます。中でも完全歩合制のキャッチが多いです。かくいう私も完全歩合制でした。完全歩合制の場合、お客さんを入れ、売上を作れば作るほどお給料に還元されますので、優秀なキャッチは月100万円以上を稼ぐ人も居ました。

それなりに売れているキャッチで毎月40〜60万円をコンスタントに稼いでいる人が多いですね。月40万円の場合で簡単に計算してみると以下のようになります。

歩合が20%の場合、必要な売上は2,000,000円となります。更に1人あたりの客単価:3,000円だった場合

2,000,000円÷3,000円=666.6人

月666.6人お客さんをお店に入れなくてはいけなく、30日勤務した場合、22.2名を毎日お店に入れないといけないのです。これは経験上ですが非常に辛いです。もちろん金曜日、土曜日、祝前日などは団体さんもいらしますので、50〜100名をお店に入れるなどは有りますので毎日引かなければいけないわけではないですが、キャッチの人たちも楽して稼いでいるわけではなく頑張っているわけです。

とは言え、法律上で禁止されているのでよろしくはないですね。

まとめ

キャッチが運営するお店は基本的に、悪質で営利目的のみのお店が多いです。最近はニュースやネットで叩かれまくったこともあるのか、そういったお店は減ってきていますが、まだ無くなってはいません。

お店を選ぶ人も、客引きをするキャッチも、それを良しとして運営するお店も、働く店員さんも全ては本人次第なので、本当にこのお店で良いのかをしっかりと考えてもらえればと思います。

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